報恩講2018法話 午前の部

Last-modified: Sun, 24 Feb 2019 16:54:18 JST (1881d)
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  • この講義録は、報恩講での法話を記録した説法録ですが、ご説法いただいた住職の了解を得ていないので、ご法話者等の記載を省略しています

午前の部 Edit

  • 「ご縁」とは、仏様もお働き(導き)です
  • 「報恩講」とは、親鸞聖人の遺徳をしのび、感謝する集まり(法要)です
  • 浄土真宗のお経は、お釈迦様の4千種のお経から、3部経を選択したものです
  • 娑婆というのは、モノが壊れる世界で、四苦八苦の世界です
    • 「四苦八苦」というのは、「生老病死」の四苦に
      「愛別離苦」、「怨憎会苦」、「求不得苦」、「五陰盛苦」を加えたもの
  • 「本願」というのは、本当の願いであり、
    「本尊」というのは、本当の尊いものです
    • 「涅槃会」というのは、釈迦入滅の日の遺徳・追慕と報恩のための法要
      • 涅槃団子: 涅槃会で配られる団子
        赤・緑・白・黄(・黒)の5色: 古代インド哲学での五大(地水火風空)
  • 「弥陀仏本願念仏 邪見憍慢悪衆生」という詩が正信偈にあります
    • 阿弥陀仏の本願は、邪見・憍慢の悪衆生を救うこと
      • 邪見: 道理に背いた邪悪な思い
      • 憍慢: 思い上がり
      • 煩悩: 愚痴・貪欲
  • 「浄土世界」は、池中蓮華、青黄赤白、大如車輪、微妙香潔のある世界です
    • 池中蓮華:池の中には蓮華が咲いている
    • 青黄赤白:青い色は青く光り、黄なる色は黄に光り、赤い色は赤に光り、白い色は白に光っている
    • 大如車輪:車輪のように大きな華
    • 微妙香潔:心も言葉もおよばぬほどの浄らかな香り
    • 迦陵頻伽:上半身が人で、下半身が鳥で、「妙音鳥」、「好声鳥」、「逸音鳥」、「妙声鳥」の声
  • 「報恩講」は、11月28日(親鸞聖人の命日)までの7日間(七夕夜)に行います
    (11月21日から11月28日)
  • 「親鸞聖人」の生い立ちは
    • 比叡山延暦寺で天台宗を学ぶ
    • 六角堂で法然に学ぶよう夢のお告げがある
    • 専修念仏の法然(のちの浄土宗の開祖)に入門
    • 後鳥羽上皇により、越後に流罪(法然は讃岐に流罪)
    • 『佛説無量寿経』、『佛説観無量寿経』、『佛説阿弥陀経』を浄土三部経とする
    • 弟子を持たず、阿弥陀仏が親
  • 「おかげさま」というのは、仏などの見えないものの陰で、その庇護を受けている、ということです
  • 「三帰依」(三つの拠り所)の詩を詠いましょう
    • Buddham saranam gacchami
      (ブッダン・サラナン・ガッチャーミ)
      (私はブッダ(仏)に帰依いたします)
    • Dhammam saranam gacchami
      (ダンマン・サラナン・ガッチャーミ)
      (私はダンマ(法)に帰依いたします)
    • Sangham saranam gacchami
      (サンガン・サラナン・ガッチャーミ)
      (私はサンガ(僧)に帰依いたします)

主な参考文献 Edit

真宗大谷派(東本願寺) 
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