報恩講2018法話 午後の部
Last-modified: Sun, 24 Feb 2019 16:53:51 JST (1859d)
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※ この講義録は、報恩講での法話を記録した説法録ですが、ご説法いただいた住職の了解を得ていないので、ご法話者等の記載を省略しています
午後の部
- 「廻向」とは、念仏を唱えると蘇ってくる(自業自得)ということです
- 本願念仏の教えが釈尊の時代から七高僧を経て伝えられてきた
- 「正信偈」というのは、七音の重要言葉、120行で構成された経文
- 親鸞聖人が選ばれた高僧として「七高僧」があります
- 第一祖 龍樹(インド):
- 『十住毘婆沙論』全17巻を著作。
- 第二祖 天親(インド):
- 『無量寿経優婆提舎願生偈』(『浄土論』)を著作
- 第三祖 曇鸞(中国):
- 中国浄土教の開祖、『無量寿経優婆提舎願生偈註』(『浄土論註』・『往生論註』)を著作
- 第四祖 道綽(中国):
- 中国浄土宗の僧、善導の師、『安楽集』を著作
- 第五祖 善導(中国):
- 中国浄土宗の僧、「称名念仏」を中心とする浄土思想を確立
『観無量寿経疏』(『観経疏』・『観経四帖疏』・『観経義』)を著作
- 中国浄土宗の僧、「称名念仏」を中心とする浄土思想を確立
- 第六祖 源信(日本):
- 日本浄土教の祖、『往生要集』を著作
- 第七祖 源空(日本):
- 親鸞の師、法然房源空、『選択本願念仏集』(『選択集』)を著作
- ちなみに法然上人が挙げられた浄土五祖は、曇鸞、道綽、善導、慧観、少康
- 第一祖 龍樹(インド):
- 「浄土」とは、仏さまの世界ですが、単に死後の世界としての「あの世」や理想郷ではなく、生活をともにする相手が悲しんでいるときに、共に悲しむことも含んだ(倶会一処:くえいっしょ)、人間を見失ったものに人間を回復させる仏さまの世界を言います
- 親鸞聖人は、「『地獄』こそ私のすみか」と言っておられ、地獄から逃げようとしても逃げられるものではなく、大切な一つの経験として受け入れれば良いのです
主な参考文献
‐ 真宗大谷派(東本願寺)
‐ ウィキペディア